「誰がいて、いくらで、何分か」を言い終わる前に
デリヘルの電話で一番多く飛んでくる質問は、たぶんこの3つだ。 「いま誰が空いてるの」「いくら」「何分で来られる」。 そしてこの3つ、昔ながらのやり方だと全部バラバラの場所にある。 出勤表と、料金表と、オペレーターの頭の中の地理感。 電話口で待たせながら3つをめくって足し算する仕事を、画面1枚にまとめたのが うちのデリヘル管理アプリの受付画面にある「キャスト候補」だ。
コースを選べば料金列がその子のランク料金で埋まり、行き先のホテルを選べば 各キャストの現在地からの移動時間と到着予定時刻が並ぶ。 空き列は勤務予定と既存予約の隙間から「いま何分コースまで入るか」を出す。 お客様が「今泉のホテルで60分」と言い終わった時点で、 「みほなら約19分で11時50分着、18,100円です」まで読み上げられる。
近い順、だけでは並べない
並び順は少し考えた。単純に近い順にすると、お客様が前に指名した子が リストの下に沈むことがある。電話で「この前の子いる?」と聞かれたとき、 探させる画面は失格だ。なのでこのお客様のNGに当たる子を最後尾へ落とし、 ご利用実績のある子を上へ、残りを移動時間の近い順で並べている。 「誰を案内すべきか」の順番であって、「誰が近いか」の順番ではない。
空いていない子も、見せる
空きのある子だけに絞る案は、考えた末にやめた。 現場は「いまは無理でも21時なら入れます」と案内して次の予約を取るからだ。 隠すと、この営業トークの材料が消える。既定では案内できる子を出しつつ、 「全員表示」のトグルで満員の子まで全部出せるようにしている。 満員の子には満員御礼のバッジが付く。断りの材料ではなく、 人気の証明として読まれているらしいのが面白い。
明日は、この表の「約19分」がどこから来るのか—— 直線距離ではなく実際の道路で計算している仕組みの話を書く。