場所は中洲のへんで、ホテルはこれから
「場所は中洲のへんで、1時間後。ホテルはこれから取る」。 この電話、初期のフォームでは受けられなかった。目的地が必須だったからだ。 でも現場では、先にキャストを押さえてからホテルに入るお客様のほうがむしろ普通で、 目的地が決まるのは予約より後になる。デリヘル管理ツールの都合で電話の順番を変えてもらうわけには いかないので、フォームのほうを変えた。地域と町域だけ選べば、ホテル欄は空のまま予約が取れる。
町域まで選ぶと目的地住所には「福岡県福岡市博多区中洲」のような大雑把な住所が入り、 座標はその概算位置になる。キャスト候補の料金・移動時間・到着予定は この座標を目的地として普通に計算されるし、配車もそのまま組める。 ドライバーはとりあえず中洲へ向かえばいい。 ついでにホテル選択の絞り込みにも効いて、昨日書いた3.4万件が「中洲なら15件」まで縮む。
「中洲のあたり」はどこなのか
面倒なのは概算座標の出しどころだ。人間のオペレーター経由なら町域名を ジオコーディングすればだいたい済むが、町域が細かすぎて座標が取れないことがある。 そのときは表記は町域のまま残して、座標だけ市区町村の中心で代用する。 AI電話受付のほうは別の近似を使っていて、 そのエリアの住所を持つホテルたちの座標の平均をエリア中心とみなす。 ホテルマスタがそのまま地名辞書と重心計算に化けた格好で、 お客様が行き先にしうる場所の分布そのものなので、案外これが実態に合う。 聞き取りの読みゆれも救済していて、書き起こしが「おもち」になっても 読みの近さから百道(モモチ)を引き当てる。予約には「百道 周辺(ホテル未定)」と入る。
エリア予約の座標はあくまで仮なので、ホテルが決まった瞬間に住所も座標も マスタから引き直して、概算のまま残さないようにしている。 では「決まった瞬間」をどう知るか。お客様がホテルに入ってから 「部屋番号きまったよ」と掛け直してくる、あの電話の話を明日書く。