「いま着きました」の電話は、お客様ではない
「いま着きました」。店の電話に一日で何本もかかってくるこの電話は、お客様からではない。 ホテルに着いたキャスト、送り終えたドライバー、遅れそうなキャスト。 店の番号は予約用の回線であると同時に、身内の連絡網でもある。 デリヘル管理ツールに電話連携を入れた初日、この電話は「未登録」のお客様として画面に出た。 鳴るたびに未登録の番号が増え、顧客履歴に誰だか分からない番号が並び、 出るまで相手が誰か分からない。一日で耐えられなくなって、翌日に分けた。
いまは着信の瞬間に、まず顧客台帳で番号を引き、当たらなければ キャストとドライバーの連絡先で引く。ハイフンの有無や国際表記の違いで外さないよう、 数字だけに潰して比べる。当たれば着信ポップアップには 「キャスト かおり」のように出て、履歴もお客様とは別の箱に入る。 それがスクショの「キャスト・ドライバーからの着信」だ。 AI電話受付が有効な店でも、身内の電話はAIに渡さず必ず人間が出る。 キャストの「いま着きました」にAIが「ご予約でしょうか」と返すわけにはいかない。
出た瞬間に開きたい画面は決まっている
キャストからの電話で聞かれることは、ほぼ今日の担当予約のことだ。 だから箱には「担当予約を開く」を付けた。押すと、本日の予約を最優先に、 接客中・移動中・時刻が近い順で「いまいちばん関係する予約」を1件選んで詳細を開く。 「サービス開始しました」の電話なら、そこでステータスを変えて終わり。 ドライバーからの電話なら「担当配車を開く」で、配車監視がそのドライバーの ルートだけに絞られて開く。電話に出てから探し始めるのではなく、 出る前に画面のほうが用件の場所まで来ている、という状態にしたかった。
発信で一度混ぜた
着信は最初から分けていたのに、7月19日に発信のほうで混ぜてしまった。 アプリからキャストへ掛けた発信の記録が顧客照合しかしておらず、 キャスト宛の発信がお客様の履歴に「未登録」で並んだ。 直したうえで、過去の記録も番号から引き直して後埋めするコマンドを作り、全店ぶん流した。 このとき顧客として登録済みの番号は触らないと決めた。 同じ番号が顧客とキャストの両方にある場合は、着信と同じく顧客が先勝ちで、 誤ってお客様を身内扱いにするほうが被害が大きいからだ。 番号ひとつの分類でも、間違える向きには良し悪しがある。
明日は「担当配車を開く」の飛び先、配車監視の画面のことを書く。