「末広で」と聞いたあと、ホテルを目で探させない

呼び名の話を2日続けて書いたが、どちらもAIが電話を受けるときの話だった。 人が受ける電話でも、お客様は同じように「末広で」と言う。 だから受付の検索フォームにも、AIと同じマスタを引く「ホテル街・エリアの呼び名から選択」の欄がある。 選ぶと目的地の欄に「末広 周辺(ホテル未定)」と入り、代表の座標が付くので、 ホテルが決まる前でも交通費の概算が出る。ここまでは9月に入れていた。

ところが実際に触っていると、呼び名を選んだあとの一手で手が止まる。ホテル選択だ。 営業地域で絞ってもホテルは100件を超えて並び、その中から お客様が言ったホテルを目で探すことになる。 呼び名で「末広のあたり」とまで分かっているのに、ホテルの一覧はそれを何も使っていなかった。

呼び名の代表点から1.5kmだけを、近い順に

昨日入れたのはそこの直しだ。呼び名を選ぶと、ホテル選択は代表点から1.5km以内のホテルだけになり、 近い順に並んで、名前の後ろに距離が付く。100m未満は「0.1km未満」と出す。 スクショの末広だと57件まで減る。 ただ、施設の名前を呼び名にしている場所は周りにホテルが少ない。 近場が5件に満たなければ3kmまで広げ、どちらの半径を使ったかは欄の見出しに書く。 営業地域の境目はまたいでよいことにした。代表点に近ければ、隣の市のホテルも候補のうちだ。

受付の検索フォーム。「ホテル街・エリアの呼び名から選択」の下に「ホテル選択(呼び名で絞り込み: 末広の近く 57件・1.5km 以内・近い順)」と「絞り込み解除」のボタンがあり、一覧には末広倶楽部やアルファSなどが「0.1km未満」「0.1km」の距離つきで近い順に並ぶ。目的地住所は「末広 周辺(ホテル未定)」で、下に位置取得済みの座標と「末広のあたり(ホテル未定)を反映しました。交通費は概算です」の案内が出ている
呼び名「末広」を選んだ直後のホテル選択。近い順・距離つきで、解除のボタンが横に出る(画面はデモデータです)。

迷ったのは、絞り込みをいつ外すかだった。 ホテルを選んだあとも絞り込みは残す。隣のホテルに言い直されることはよくあるからだ。 逆に、目的地が呼び名でもホテルでもない値に変わったときは黙って外す。 履歴の住所や自宅に切り替えたとき、通話のあとの予約の下書きや「いつもの」を反映したとき、 場所未定に倒したとき、営業地域を選び直したとき。 古い絞り込みが残ったまま別の街のホテルを探させるのが、いちばんまずい。 手で外したいときのために「絞り込み解除」のボタンも横に置いた。

同じことを、予約詳細で目的地を変える画面と、媒体から来た予約を切り替える画面にもそろえた。 このデリヘル管理ツールは場所を入れる入口が多く、ひとつだけ直すと「あっちの画面では絞られない」になる。

明日は、呼び名に「◯◯駅」を登録させない話を書く。駅は駅として引いたほうが安全な理由がある。