待機所の住所は、キャストに一人ずつ持たせない

呼び名の話が四日続いたので、今日は行き先ではなく出発地の話にする。 キャストがお客様のところへ向かうとき、車はどこから出るのか。 事務所から、と書けば済む店は実は少なくて、マンションの一室を待機に使っていたり、 少し離れた街に第2待機所を持っていたりする。 配車の計算は、ここを間違えると全部ずれる。

マスタ管理の「共通待機場所」の欄。待機所名と住所の入力欄と追加のボタンの下に、中央町待機所(選択中 3名)、マンション待機(舞鶴)(選択中 1名)、第2待機所(別府)(座標未取得の黄色い印)の3行が、編集と削除のボタン付きで並ぶ。下に「削除すると、選択していたキャストは店の待機場所(未設定なら事務所)からの送迎に戻ります。」の注記
店で共通の待機所を並べておき、キャストごとにどれを使うかを選ぶ(画面はデモデータです)。

住所を一人ずつ持たせない

7月にキャストごとの送迎・待機設定を入れたとき、待機場所は「事務所の住所」「共通待機場所」「自宅」「個別に入力」の4択にした。 個別入力だけで足りるのでは、と最初は思った。 でも同じマンションで待機している子が3人いれば、同じ住所を3回打つことになる。 待機所が引っ越したら3人分を直す必要があり、1人だけ直し忘れると、その子だけ前の場所から出発する計算になる。 画面の上では何もおかしく見えないのがいちばん困る。

だから店で共通の待機所はマスタに1行だけ置き、キャストの側はその行を指すだけにした。 デリヘル管理サイトのマスタ管理で住所を直せば、選んでいる全員の配車の出発地と帰り先がその場で変わる。 行ごとに「選択中 3名」と人数を出しているのは、住所を触る前に何人に効くかを見てほしいからだ。

座標が取れない住所は、保存させない

座標は保存のときに住所から自動で引く。手で緯度経度を打たせることはしない。 最初の版では、引けなかったときも警告を出して保存を通していた。 すると番地の打ち間違いがそのまま残り、その待機所を選んだキャストは黙って事務所扱いに戻っていた。 配車の計算は動いているので、誰も気づかない。

7月26日にここを分けた。住所そのものが見つからないときは入力の誤りとみなし、 「番地までの住所で入力し直してください」とその場で止める。 一方で、位置を調べる側の接続が落ちているだけのときは保存を通し、行に「⚠️ 座標未取得」の印を付ける。 こちらまで止めると、外の都合で店の作業が止まってしまう。 印が付いている間は配車計画に反映されないことも、印にマウスを載せれば読めるようにした。

消したときの行き先を先に書いておく

待機所を削除すると、選んでいたキャストは店の待機場所に、それも無ければ事務所からの送迎に戻る。 データベースの側でも、待機所の行が消えたらキャストの参照は空になるようにしてあるので、消えた待機所を指したまま残る子はいない。 確認のダイアログには「選択中のキャスト 3 名は〜に戻ります」と人数入りで出す。 削除ボタンを押す人に必要なのは「この操作は取り消せません」より、誰の出発地が変わるかのほうだと思う。

地味なマスタだけれど、ここが1行ずれるだけで、その子の到着の見込みも帰りの道順も全部ずれる。 出発地は、行き先と同じくらい間違えてはいけない場所だった。