アプリから電話をかけると、お客様には050が表示される

今日はコードをあまり書かず、導入を検討してくださっている店舗さんへの案内メールの文面を練っていた。 お題は「デリヘル管理アプリからお客様に電話をかけると、相手には何番が表示されるのか」。 導入の話をすると必ず聞かれる質問で、口頭で毎回説明するのも限界があるので、ちゃんと文章にした。

答えを先に書くと、050番号が表示される。 うちの受付画面には電話番号の横に発信ボタンがあって、これを押すとブラウザからそのままお客様に電話がかかるのだが、 相手の携帯に出るのは店舗ごとに割り当てた050番号で、店の携帯の090や080ではない。

受付画面の着信・検索フォーム。電話番号欄に番号が入り、隣に緑の発信ボタンがある
電話番号欄の隣の緑のボタンで、そのままお客様に発信できる。画面はデモデータです。

090を出せないのは、手抜きではない

正直に書くと、作り始めた頃は自分も「なんとか店の携帯番号を表示できないか」とだいぶ調べ回った。 店側からすれば、お客様の着信履歴にいつもの番号が残るほうがいいに決まっているからだ。 結論、正攻法では無理だった。日本の通信事業者の仕様で、インターネット電話網からの発信は 携帯番号を発信者番号として名乗れない。無理に名乗ろうとしても事業者側で番号が削られて、 相手には「非通知」として着信する。

非通知は最悪の選択肢だ。知らない050より、非通知のほうがはるかに出てもらえない。 なので選択肢は実質「050を表示する」の一択で、そこからは開き直って、 050であることを活かす方向に設計を寄せた。

ただし機能で解決できないことがひとつある。お客様にとって050は初めて見る番号なので、 警戒して出てもらえないことがあるのだ。ここは技術ではどうにもならないので、 案内メールにも「ご予約の電話口で『折り返しは050からおかけします』と一言添えてください」と お願いを書いた。システム屋がお願いで締めるのも情けない気がするが、 できないことをできると言うよりはいいと思っている。

明日は、この050で折り返しを受けている側のAI電話受付の話を書くつもり。